離婚した際の財産分与はローンも含めシビアに精査される

離婚というのは結婚の何倍も体力を使うと言われます。第三者から見ると結婚というのはすごくお金もかかるし、時間もかかるし色々と根回しなどもしないといけないし、打ち合わせのために休日が全部潰れてしまうと言われているくらいですから、大変だとは思います。しかしそれ以上に離婚が大変だと言われているのは、単に時間を使ったり打ち合わせをしたりお金が必要ということだけではないようです。どうも好きではなくなった人と離婚に関して話をすること、それについて精神的に厳しいと思うようになる人が多いから、離婚のほうが体力を使うといわれるのでしょう。正確には気力のほうが減っていっているのかもしれませんが。

この離婚の時に打ち合わせというか話しあいというのはかなり現実的な物が多いようです。結婚であれば空想の世界で、結婚した後はこういうことがしたいという話ができるかもしれませんが、離婚の時はどの財産を誰が受け継ぐかという財産分与の話など、非常にシビアな話が多くなります。これでもしローンなんて残っていたならば、財産分与はかなり厳しいといえるでしょう。住宅ローンならまた別です。住宅ローンの場合は一般的にそこに住み続ける方が払えばいいわけですから、名義のある人が住み続ければいいだけです。しかしカードローンなどがあればこれでもめることになります。どちらの借金なのか、それをはっきりさせるのです。

基本的には借金は生活のためなら両者で折半ということになるでしょうが、借金を財産分与したくないという場合にはそれを拒否して、相手が自分で借りて自分だけで使ったと言い出すでしょうから、これがもめる原因になったりします。結果的にこれで財産分与などの話でもめて体力と気力を使うことになってしまうわけです。弁護士や裁判所などが関与すれば公正に判断してくれるでしょうが、それでもカードローンの財産分与などは揉めてしまう原因になります。

離婚が何倍もしんどいというのは本当でしょうね。ネガティブな話をしなければならないのですから、心がつかれるのは当然です。出来ればそういうことはしたくないものですね。

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